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美人医大生の処女を買った青年社長-p1

鈴木啓治は父が経営していた全国の主要都市に店舗を持つ貴金属店を受け継いで社長をしている。30歳と若い啓治が社長になったのは、脳梗塞で倒れ、寝たきり状態になった父の後を継いだからでした。
両親は山中湖の別荘で療養を続けているので、独身の啓治は大田区の豪勢な自宅で一人暮らしをしている。家の掃除から、啓治の身の回りの面倒、そして庭の手入れ等は以前から来て貰っている家政婦の千代子の世話になっている。

33歳で離婚暦のある千代子が啓治に相談事を持ち込んで来たのは4月の末のことでした。
その日、千代子は賃借りしているワンルームマンションに帰らず、外食を済ませて帰宅する啓治を夜の8時過ぎまで啓治のうちで待っていたのでした。

「お帰りなさい、啓治さん」
千代子が啓治を温かく迎えたのでした。
なかなかの美人で、落ち着いて性格の穏やかな千代子が何故離婚したのか啓治には不思議に思えるのでした。啓治より3歳年上ですが、上品な千代子を啓治は快く思い、体から零れ出る色気と時折見せるセクシーな姿態に啓治は惹きつけられることがしばしば有るのでした。

「こんなに遅くまで、今日はどうしたんですか?」
こんな遅くまで自分を待っていた千代子を怪訝に思いながら啓治が訊ねました。
「今日はね、啓治さんに相談に乗ってもらいたいことがあるの、良いかしら?」
「何ですか、相談て!難しい相談なの?」
「難しいって言うか・・お金の絡む相談なの・・こんな相談が出来るのは啓治さんしか居ないもんだから・・・」
千代子が言い辛そうに言いました。
「千代子さんがお金に困ってるの?」
長い間世話になっていることだし、好意を持っている千代子ですから啓治は少々のお金であれば融通をする気になってはいたのです。
「ううん、私じゃないの、この3月から私の部屋の隣に入居している石川県から来た女子大生が困ってるの・・・」
「千代子さんと関係のある人なの?」
「ううん、血縁等は全然無い子なんだけど、可哀想なのよ・・・この4月に国立の最高学府の医学部に入学した秀才なんだけど、その子のお父さんに肺癌が見つかって、長期の療養が必要になったんだって・・・それで仕送りや授業料の支払い等を考えると、このまま学生を続けていくことが不可能だと言うのよ・・・」
「それは心配だ!それにそんな一流大学の医学部に入学できるなんて、並みの学生じゃないよその子は・・・絶対に大学を中退すべきじゃないよ・・・」
啓治は長期療養が必須になった自分の父とその女子医大生の父親を重ね合わせて考え、その女子医大生の身の上を案じるのでした。
「そうでしょ、大学を辞めるべきじゃないわよねぇ・・・あんな一流大学に入学できたんだもん・・」
「その子は、もう決心したの?」
「ううん、まだ止めるとは決めて無いようだけど・・・その子ったら夜のアルバイトをしようかしらって言うのよ・・・夜のアルバイトを始めると身を持ち崩してしまう危険性も有るわよねぇ・・誰でも入れる大学じゃあないんだから・・・でも、お父さんが病気じゃねぇ・・・可哀想、入学したばかりなのに・・・」
「医者になるには8年はかかるだろうから・・・その間の生活費と授業料も大変だなぁ・・・」
「私は、その子を医者にしてあげたいのよ・・それで啓治さんに相談に乗って欲しいのよ・・・」
「国立大だから私立ほど学費がかからないとしても、学費と生活費でこれから2千万円は必要なんじゃないのかなぁ・・・大金だ・・・」
「そうねぇ・・・大金だわ・・・私なんかじゃ全然手助けできないわ・・・」
「僕にとっても大金だよ・・・そんなに頭のいい子だから、なんとか手助けして医者にしてあげたい気はするけど・・・」
「ご免なさい、こんな大金のかかる話を持ち込んできて・・ご免なさい・・・」
千代子は大金のかかる話を啓治に相談したことを悔やみ、自分の考えの甘さと軽はずみを恥かしく思うのでした。

「千代子さんの頼みだから何とかしたいけど・・・」
「あら、私に気を使う必要は全く無いのよ・・・私はただその子が可哀想で仕方ないもんだから・・・無理な相談を持ちかけてご免なさい・・・啓治さん、今日のことはもう忘れてぇ・・・」
千代子がペコリと頭を下げ啓治に謝りました。千代子の胸元か毛髪から漂ってくる妖しげな匂いが啓治を痛く刺激しました。

「その子の手助けをしようか・・・・」
血縁関係も全く無い隣人の助けになろうとしている千代子の情に打たれると共に、こんな難しい話を相談しに来たことを恥かしく思っているに違いない千代子の心情を思い啓治は前向きな発言をしたのでした。
「え!ホント!本当にいいの?啓治さんが首を縦に振ってくれれば、その子に取っては鬼に金棒よ・・・その子は助かるわぁ・・・」
その子のことを相当気に病んでいたのか、千代子の顔が一気に明るくなりました。
「具体的な話は後日にするとして、その子に話してみてよ・・・」
「ほんとう!喜ぶわぁ、あの子・・・・それじゃあの子にスポンサーが付いたからと伝えていい?」
「うん、いいよ・・・」
啓治はまだ見たことも無い若い女性に金を出す事に躊躇しましたが、長い間世話になっている千代子の顔を立てる意味からその子を助ける了解をしたのでした。

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