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彼氏の浮気に報復する真紀恵-p2

真紀恵さんは口では勇ましいことを言いましたが、顔付きも体も硬直し、こわばっていました。彼の裏切り行為に対する怒りが、真紀恵さんの言動を狂った方向に動かしているように思えました。
このような状況下に置かれた真紀恵さんがセックスからの快感を感じる事は出来ないだろうと思いました。何はともあれ、真紀恵さんの怒りと緊張を少しでも解きほぐし、リラックスさせるのが先決だと思われました。

「真紀恵さんは今日いつまでここに居ることが出来るんですか?」
「晃司さんに帰れと言われるまでここに居たいです・・・今日は5時から英会話グループの集まりが有るんですが行きたくないの・・・彼やあの尻軽女と顔を会わせたくないから・・・ここで晃司さんと居る方が楽しいもん・・・」
「真紀恵さんにそう言われると嬉しいですねぇ・・・・それじゃあ、真紀恵さんの気が済むまでここにいていいですよ・・・・夕食も出前をとればいいんですから・・・」
「そんなに長くここに居ても良いんですか?」
「真紀恵さんのような美人と一緒に居れるのは楽しいですから・・・大歓迎ですよ・・・・」
「嬉しい・・・でも、ご迷惑じゃないですか?」
「私は独り者ですから・・・どうせ夜も独りですから・・・」
「晃司さんは独身なんですか・・・・それにしても、無料でマッサージをされてるなんて不思議な方ですねぇ・・・」
真紀恵さんが私の生計を訝っているようでした。私がこのマンションの所有者で、そこからの家賃収入で生きている旨を説明すると、真紀恵さんは驚きもし、納得もしたようでした。

「真紀恵さんはアルコールはいけるんでしょ?」
真紀恵さんの怒りと緊張を解すのにはアルコールが最適と思い、私は真紀恵さんに聞きました。

「スパークリングワインかシャンパンなら少し頂けますけど・・・きついお酒は全然だめです・・・」
「それじゃ、シャンパンを飲みましょうよ?あそこの冷蔵庫に冷やしてありますから・・・」
「昼間からシャンパンですか・・・・でも、昼間から3度もセックスをする彼や尻軽女よりマシだよね・・・・・・あ!今日、ここに来ている私も偉そうなことは言えないけど・・・・」
真紀恵さんが言って掌で口を押さえました。

私がシャンパンバケツに水に氷を満たし、その中にシャンパンのクォーターボトルを2本浸して運んで来ました。

「真紀恵さん、今日はゆっくりしましょうね、私が相手じゃ不満でしょうけれど・・・」
「ううん、若いしハンサムな晃司さんで良かったぁ・・一緒に居るだけで楽しいもん・・私も思いっきり楽しみます・・・」

シャンパンを口にした真紀恵さんの頬がほんのりと赤くなり、目元が少し潤み、一段と可愛く見えるようになりました。

「私の体を2年間も弄んでいながら、あの女と交わるなんて許せないよ・・・・」
真紀恵さんがまた彼への激憤を口にしました。私はアルコールのせいで真紀恵さんの怒りが膨れることが心配になりました。シャンパンが逆効果に作用するかも知れないと言う恐れも感じました。

「彼のあれは私のものだと思っていたのに、彼はあの女の膣にも入れるんだから・・・・そして、3度もあの女の膣を擦りまわして、あの女を気持ちよくさせて・・・彼もあの女の膣で気持ちよくしてもらって・・・二人が重なり合ってお互いに絶頂を分かち合ったと思うと、私は狂いそうだよ・・・許せないよ・・・」
真紀恵さんの頭の中では、彼とあの女が繋がって、必死に快楽を求め合っている場面が渦巻き続け、消去する事が出来ないようでした。
真紀恵さんに居座っている彼とあの女のセックスの場面を希薄なものにするためには、真紀恵さんが彼以外の男と交わり、真紀恵さんにも相殺できる状況を作ってあげることのみが解決策のように思えました。

「真紀恵さんが怒るのはもっともですよ・・・信じていた彼に裏切られたんですから・・・・」
私には真紀恵さんの怒りを静める適当な言葉が見つかりませんでした。

「晃司さんも恋人と付き合ったことがあるでしょう?」
「もう随分、昔になりますが・・・・」
「その時は、恋人一辺倒だったでしょ?」
真紀恵さんが私の肯定的な返事を期待するような口調で言いました。
「そりゃあそうですよ・・・彼女以外の女性は全く頭に無かったですね・・・」
「そうでしょう・・・それが当たり前よね、だのに彼ったら、他の女とセックスするんだもの・・・しかも鼻持ちならない女と昼間から3度もするんだもの・・・・・・私は処女もあげて、一途に彼を愛してきたのに・・・ひどいよ・・・・」

真紀恵さんの頭に巣くっている彼とあの女のセックスの場面を消し去る方法は、真紀恵さんが他の男と交わり、真紀恵さんの頭の中からその場面を帳消しにする以外に方法は無いと私は確信しました。真紀恵さんもそれを目指して、今日ここに来ているのだとも思いました。

「真紀恵さん、も少しシャンパンを飲みますか?」
私は話題が変わることを期待しながら真紀恵さんにシャンパンを薦めました。が、赤ら顔になった真紀恵さんは断るだろうと思っていました。

「も少しいただこうかしら、このシャンパンはとても美味しいわ・・・」
私の想像とは裏腹に、真紀恵さんはシャンパンを所望しました。

「晃司さんは何故このような無料マッサージをされてるんですか?」
話題が変わったのは幸いでしたが、返事に困ることを聞かれました。

「女の人の体を間近で見る事ができるし、いろんなところに触ることが出来るからでしょうかね・・・」
「まあ、少し厭らしいわねぇ・・・」
「女の人の体は美しいものですよ・・・丸みを帯びた、ふっくらとした女の人の体は見ていて堪んないですよ・・・そして、とても神秘的だし・・・・」
「そうね、女の私は男の人の体の逞しい所には惹かれるわよね・・・これと同じなんだぁ・・・女も自分に無いところを見たいものねぇ・・・女も男も同じなんだ・・お互いに惹かれ合うように出来てるんだ・・・」
真紀恵さんが意味深な言い方をしてくれて助かりました。もしかしたら、真紀恵さんが私への助け舟としてこのように言ってくれたのかも知れません。


私がさらにシャンパンを薦めましたが、今度は真紀恵さんは断りました。

都合の悪いことがいつ起こるか分かりません。真紀恵さんがグラスとシャンパンバケツを片付けてくれようとした時、真紀恵さんが誤ってシャンパンバケツを手前に倒してしまい、真紀恵さんのスカートとパンストがびしょ濡れになってしまいました。


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