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南国のシングルマザーホステス-p2

恵美に他の客から指名が入らなかったのは、淳一にとって幸いだった。淳一は目当ての恵美を独占できた。

杯を重ねるうちに、淳一も恵美も酔いが廻り、打ち解けた話が出来るようになった。

恵美によれば、このクラブの経営者は、10歳年上の恵美の実の姉で、姉の主人もこの店のマスターとして働いているとの事だった。
これだけ多くのホステスを抱えている姉は、クラブ経営者として立派なものだった。

恵美は姉夫婦と同居していて、実母も一緒に住んでいるとの事だった。

恵美は今年25歳になり、6歳になる男の子を持つシングルマザーだとも話した。

『それじゃ・・恵美ちゃんが19歳の時に子供ができたの?』

『そう、私が19歳の時の子』

『随分若い時に子供が出来たんだねエ・・・・恵美ちゃんはシングルマザーだと言ったけど・・・ご主人とは別れたの?』

『籍を入れる前だから、別れたのとはちょっと違うわね・・・結婚すると言いながら、結局逃げて行ったのよ・・・卑怯な男よ!』

『そうだったの!一人での子育ても大変だね・・・』

『私は姉夫婦に救ってもらったの・・・子供が生まれる前から姉夫婦に面倒見て貰ったの・・だから、子供も姉の家で生んだのよ・・・』

『お姉さんには感謝しないといけないね?』

『感謝してる。だから姉の言う事には何でも従っているの・・・』

『姉妹の仲が良くて良いね・・・』

『だけどね、困る時もあるのよ。大人数で暮らしているとね・・・・・』

『何人で一緒に暮らしてるの?』

『姉夫婦に子供が二人いるでしょう、それに母でしょう、それに、私に子供が一人だから、合計7人』

『驚くほどの大人数じゃないんじゃない?』

『姉の家が広ければいいんだけど、そんなに広くないから・・・』

『じゃ・・恵美さんがマンションを借りるとか、何か方法は無いの?』

『私にそんな余裕は無いし、母が子供の面倒を見てくれるのがとても助かっているの・・・・それから、姉が私をあまり信用して無いのかしらね・・・・私をいつも手元において置こうとするのよね・・・』

『お姉さんは、恵美ちゃんの事をいつも心配してるんだよ・・・気にかけてくれている事はありがたい事だよ!』

『19歳で子供を作った私だから、放っておいたら心配なんでしょう、きっと・・・・だから、このお店に来るときも、帰る時もいつも一緒、たまにはお客さんと食事に行ったりしたいんだけど、それもご法度。姉が一緒の時だけOK・・・』

『お姉さんの愛情だよ。恵美ちゃんは、お姉さんにうんと愛されているんだよ』

杯が進み、淳一も恵美もかなり酔いが廻った。どんな話題も抵抗無く話せるように、アルコールの力が助けてくれた。

『困る事の一つがセックスなのよ・・・・』

恵美が突然話題を変えた。素面では言い辛いことを恵美が平気な顔をして言った。これもアルコールの力添えか。


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