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元客室乗務員の熟年妻-p2

『そうだ、田中さんは今日も夕食は一人でしょう?』

博美が拾い上げたパンティーを丸めて手の平に隠すようにしながら言った。

『ハイ。一人もんですから』

『ねえ、今日一緒に食事しない?主人が出張中で、私も一人だから、一人の食事って、味気ないのよね・・・・・私も、もう一ヶ月も一人よ・・』

『ご主人は、出張中ですか?』

『そうなの、だから今日は一緒に食事しましょうよ?私のうちにいらっしゃい・・・・今日はハンバーグを作る予定にしてるんだけど、田中さんはハンバーグ好き?』

『ハイ、大好きです』

『田中さんが、ハンバーグが好きで良かった!・・・・・

『でも、恐縮ですから・・・・・・』

『何も恐縮するほどの事じゃないわ・・・・・・それじゃ、7時頃いらっしゃい。渡り廊下の鍵を開けておくから、渡り廊下からいらっしゃい。いいわね、それじゃ7時にね!』

言い残すと、博美は小走りに母屋へ帰って行った。

【夕食に招待してくれるのは嬉しいけど、主人が出張中に奥さんと二人だけで食事するのは良くないよナ・・・・・だけど、あのきれいな奥さんと二人で食事をするのは楽しいだろうナ・・・】

健介の中で善悪の葛藤が続いたが、一緒に食事をする誘惑に勝てなかった。



健介は渡り廊下のドアを押して見た。博美の言った通り、ドアは開錠されていた。渡り廊下から母屋へ向って右の壁に窓は無かったが、左は窓が一面に設けられていた。
母家への入り口にもドアがあるが、そこも開錠されていた。

『こんばんわー・・・・失礼します・・・・・』

母家側のドアを開けて、健介が挨拶をすると、博美が小走りで駆け寄ってきた。

健介は博美のいでたちに驚いた。上は薄いピンク色のTシャツに下は短い白のホットパンツだった。ホットパンツは臀部にピッタリと吸い付いており、そこから伸びる両足は長い。パンティーストッキングは着けておらず、両脚は透き通るような白さで、扇情的だった。

【奥さん、その格好はちょっとまずいよ!あまりにも刺激的過ぎるよ・・・・・・】

健介には、博美が眩しく、目のやり場に困った。

『今日は、ムシムシと暑いわね!・・・・そこのソファーで、少し待ってて?。もうすぐ出来上がるから・・・・』

博美が振り向き、キッチンに向った。博美の腰は格好よく括れ、臀部はふくよかに引き締まっていた。健介の目線が腰、臀部、脚に注がれるのが当然なほど魅力的だった。

『さあ・・完了。田中さんこっちへきてェ・・・・』

博美が健介をダイニングルームへ招いた。

博美の用意した、冷たいコンソメスープ、豊富な野菜がタップリのサラダ、厚切りのハムが添えられたハンバーグ、それに、別のお皿には、厚く輪切りにしたトマトが盛られていた。

『さあ・・・・田中さん召し上がって・・・』

『ハイ、頂きます。どれも、美味しそうですね!』

『この、厚切りのトマトは、ちょっと変でしょう?・・・でも、私は厚切りのトマトが好きなの。田中さんも食べてみてェ・・・』

『ハイ、いただきます。』

博美の作った料理はどれも美味だった。冷やされたワインも食欲を増進させるのを助けた。
食事中は、博美の美しい脚はテーブルに隠れて見えなかったが、Tシャツを盛り上げる乳房は、ふくよかさを思わせた。

食事が終わると、博美は健介をリビングのソファーへ掛けさせた。そして、スパークリングワインのスクリューキャップを開けるのを健介に頼んだ。

『田中さん、ワインを飲んで、ちょっと待ってて。私、後片づけを先に終えちゃうから・・・・すぐ終わるからネ・・・・・』



博美はリビングに戻って来ると、健介の対面にのソファーに座った。

『私はこのスパークリングワインが大好きなの・・・・田中さんも気に入ってくれると嬉しいんだけど・・・・・』

『とっても美味しく頂いてます』

『そう!それは良かった』

『ご主人は、今、どちらへ出張されているんですか?』

『またベトナムへ行ってるの。あそこは暑いわねえ。』

『奥さんも行かれた事があるんですか?』

『昔、キャビンアテンダントをしていた時に飛んでたけど、私はあの暑さには閉口したわ・・・・私は暑いのは嫌い・・・・』

『キャビンアテンダントをされていたんですか!それでスタイルも良くて美人なんだ・・・・』

『もう、昔の話だけどね・・・・』

『いえ、今も、とても美しいですよ・・・・』

『田中さんは若いのに、人を褒めるのが上手ね!・・・・田中さんは彼女は何人いるの?』

『欲しいんですけど・・・・・いないんですよ・・・・』

『嘘おっしゃい!こんなハンサムボーイを女の子が放っておかないでしょう?』

『いえ、本当にいないんです。僕は女の子との付き合い方下手なんでしょうかね?』

『まあ、焦る必要は無いわよネ。若いんだから・・・すぐ、彼女が見つかるわよ!』

『そうだと嬉しいんですけど・・・・・』

博美が賢治にスパークリングワインを勧めた。クーラーバケツで冷やされたスパークリングワインは口当りが良く、喉の通りが良かった。

『奥さんは、よく飲まれるんですか?』

『時々ね、食後に飲む時は、いつもこのスパークリングワインを飲むの・・・・冷やして飲むと美味しいから・・・・・』

『そうですね、美味しいですね・・・・』

健介も博美もアルコールのせいで、次第に饒舌になり、人妻と下宿人と言う関係を遮る垣根が少し低いものになっていた。

『つまみにチーズでも持って来るわ・・・・』

博美が立ち上がり、小皿にチーズを盛って持って来た。

ソファーに深く腰を下ろした博美の白い脚は、健介の目を引き付け、健介の欲望を擽るのに十分過ぎるほど、艶かしいものだった。

頬がほんのりと赤くなり、潤いを増した博美の目は、体を酔い回り始めた事を語っていた。


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