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元客室乗務員の熟年妻-p1

京都の大学の2回生(2年生)になった田中健介が、今の下宿に移ったのは、約一年前の5月だった。

下宿先の主人の内藤豊、42歳はアパレル会社の部長をしている。妻の博美35歳は、元客室乗務員で、近所でも評判の美人だ。今は専業主婦をしている。

健介が借りている部屋は、内藤家の敷地内に、一戸建ての形に建てられている。母家とは6メートル程離れている。

健介が借りた家は、内藤豊と博美が結婚する時、豊の母親が、渡り廊下で、自由に母家と行き来ができる形でこの家を建て、自分が住み、母家を新婚夫婦に譲ったのだった。

その母が、肺炎で他界し、その後、数年間はその部屋をそのまま放置していたが、大学生の多い京都で、学生相手の下宿として貸し出しを始めたのだ。健介が初めての下宿人だった。

そこは、母親が生活場所にしていた家なので、キッチンとバスとトイレは勿論備わっている。母親が使っていた、冷蔵庫、洗濯機、エアコンも利用でき、健介には有利な下宿先だった。が、部屋は8畳一間だけだ。

高い塀の門を入ると、正面が内藤家の玄関、門を入って左に進むと、健介が借りた部屋の小さな玄関がある。

健介の部屋と母家の間は、びっしりと芝生が張られていて、健介の洗濯物は、芝生の上に置かれた物干し台を利用できた。内藤家は母屋の脇の物干し台を利用している。

主人の豊は、海外出張が多い、海外出張と言っても、ベトナムへの出張が中心だ。ベトナムにアパレルの縫製工場を設立後、豊の出張が増えた。

ベトナムに第2工場を建てる計画があり、豊はその責任者として、ベトナムへの長期出張も増えた。

豊がベトナムへ出張する時は、豊が博美に実家へ帰るように勧め、博美もそれに従っていた。が、博美の実家も両親と同居している兄嫁に気を遣い、博美にとって、実家もあまり居心地の良い場所では無くなっていた。

豊の海外出張が度重なるうちに、その都度、博美が実家へ帰る事は無くなり、豊が出張に出ると、博美と健介だけが内藤家の敷地内に住む住人になってしまう事が増えた。

健介と博美が親しく会話をする事は、ほとんど無かった。健介が毎月末に、翌月分の家賃を支払いに行った時に交わす言葉が博美と健介の主な会話であった。

健介は博美が客室乗務員であった事は知らなかったが、健介は博美のことを、常々、長身でスリムな美人だと思っていた。

健介は部屋の窓から、庭の物干し台に洗濯物を吊るす博美を良く見かけるし、時には、芝生の中に生えた雑草を除去する姿も見かけた。

博美が美人だからか、博美が洗濯物を吊るす姿も、除草する時の姿も、健介には非常にかわいく映っていた。

【美人は何をしていても美しい・・・・美人は得だなあ・・・・・・・】

健介はつくづくそう思った。

健介が気になるのは、やはり、干された洗濯物の中の博美のパンティーだとかブラジャーだとか肌着だ。
博美の肌に直接触れているものに、やはり目がいってしまう。特に、透き通るように薄い布のパンティーには目が奪われてしまう。



ある日、博美の純白のパンティーが、賢治の窓の下まで風に飛ばされていた。

それに気づいた健介はどうすれば良いのか迷った。黙っている訳にもいかない。知らせるにしても、パンティーが風に飛ばされていますとは、照れ臭くて言えない。

【洗濯物が飛ばされていますよ!と言えばいいか、これしかない】

健介は、母家の博美を訪ね、洗濯物が飛ばされている事を知らせた。
『あら・・・・どうもありがとう・・・・』

博美は洗濯物を拾うため、すぐ健介と一緒に庭に出た。

『まあ・・・パンティーだわ・・恥ずかしいわネ・・・ごめんなさいね・・・田中さん、どうも、ありがとう・・・・』

この事が、健介と博美の間を大きく近づけるきっかけになったのは確かだった。それは、セーターだとかではなく、パンティーであった事が二人を近づけるのに最も効果的であったのかも知れない。


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