悪徳闇金業者に陵辱される母と娘のページ1

社員数20人ほどの部品工場を経営していた加藤恵一の一家が悲惨な目にあったのは大手取引先の経営不振で納入した部品の支払いが受けられなくなったことでした。
恵一の会社は材料の仕入先への支払いに苦労することになり、50万円を街の金融業者から借り入れ、仕入先への支払いを済ませたのでした。

恵一の工場も自宅も銀行からの借入金の担保として差し出しており、銀行からこれ以上の融資を断られていた恵一は街金融に手を出さざるを得なかったのです。

恵一が訪ねた街金融はとても丁寧で、50万円程度だと思う軽い気持ちもあってその金融業者をよくチェックもしないで借金したのが悲劇の始まりだったのです。


恵一は37歳になる妻の慶子と中学1年になる13歳の娘奈美との3人暮らしで、幸せな家庭を築いて来ていたのですが、恵一が50万円を借金した街金が法外な金利をとる闇の金融業者だったのです。

金を貸す時の丁寧で親切そうな闇金業者を信用し、たった50万円だと言う気持ちも合って借金したのですが、これが恵一のとんでもない誤算だったのでした。


恵一の自宅に二人連の男が訪ねてきたのはそれから10日後の日曜日でした。


「●●金融の者ですが、この前お貸しした50万円の利息をいただきに参りました」

恵一がドアを開けると、いかつい顔付きの男二人がズカズカと玄関に入ってドアを閉め、言葉遣いは丁寧だが、どこか怖さを感じる声で恵一に言いました。

「え!はや利息を支払うんですか?」

「その言葉は無いでしょう・・借用書にちゃんと記載してありますよ、あなたはそれを了解した上で、署名捺印したんでしょ?」

たった50万円と高を括っていた恵一は泡食い、男が見せ付ける借用書に目を通して自分の不注意さに愕然としました。

借用書には15%の利息を10日毎に支払うことが記載されていたのでした。

「と言うことは今日7万5千円支払わなければならないんですか?」

恵一は改めて自分の軽率さに愕然とするのでした。

「納得しましたか、元本の支払いにはまだ50日ありますけど、利息は10日毎に支払っていただかないと・・・今日は7万5千円お支払いください・・・」

男の言い草は丁寧を装っているのですが、男に潜んでいる凄さを感じ、恵一はドギマギするのでした。

「も少し待っていただけないですか、今日はちょっとお支払いすることが出来ないんですが・・・」

「今日払わないと利息にも利息がつくんですよ、複利で膨らんでいくから大変なことになるんですよ・・・悪いことは言いません、今日の利息分だけでも払っておきなさい・・・複利で膨れ上がっていく計算をしてご覧なさいよ・・・」

「今日は手持ちが無いですから・・・」

恵一は改めて闇金の怖さを知り、自分の軽率さを責めるのでした。

「社長さんがこれぐらいの金を支払えないこと無いでしょう・・・俺たちがこうして来てるんだよ、振り込む手間も要らないんだし、払いな・・」

「でも、手持ちが無いですから、お支払いできないんです・・・来月末には取引先からの入金がありますから、その時にお支払いしますから・・今日は勘弁してください・・・」

「生活費があるだろう・・・払っておいた方があんた達の為だよ・・」

「修一郎の言う通りだよ、利息を複利計算したら分かる筈だよ・・・俺たちも日曜返上で来てるんだからな、早く払いな・・・」

同じく40歳前後に見受けられるもう一人の男が口を挟みました。

「久蔵の言う通りだよ、今回の利息は今日払っておいた方がいいんだよ・・・」

修一郎と呼ばれた40歳前後の男が平静を装いながら恵一を促しました。

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