口説かれる美熟女マッサージ師のページ1

マッサージ師の妙子がホテルから頼まれて宿泊客の部屋を訪ねたのは夜の10時でした。

妙子は呼ばれたホテル客の部屋を10時5分前にノックしたのでした。
マッサージを頼んだ客は50歳前後と思われる上品な顔付きの紳士然とした客で妙子は安心するのでした。

ホテル客をマッサージをするのに慣れている妙子ですが、部屋で男と二人だけになる時には客がどんな面相をしているかはやはり気になるのでした。


「それじゃ、マッサージを始めますね、ベッドにうつ伏せに寝ていただけますか?」

妙子は客に声を掛け、客をうつ伏せに寝かせて、足首から脹脛へと揉み始めたのでした。


「今日は2時間のマッサージを希望されているんですよね?」

大体の客は1時間のマッサージを頼むのですが、2時間のマッサージを希望する客は珍しく、妙子は確認したのでした。

「ええ、そうです。2時間でお願いしたいんですが、大丈夫ですか?・・・女性のマッサージ師さんですが、大丈夫ですか?」

「大丈夫ですよ、もう何年もやっていますから」

「でも、まだお若いですよね・・・」

「若いだなんて、もうおばさんですよ・・・」

「おばさんはないでしょう・・・まだ若いですよ、女性の年齢の話をするのは失礼だけど、まだ40前でしょう?」

「昨日の誕生日で40になりました」

一夜限りの付き合いで終るマッサージ客に年齢を知られたところで妙子にはたいした問題ではないのです。
妙子は躊躇することなく、実年齢を正直に客に述べたのでした。

「昨日が誕生日だったんですか、それは、おめでとうございます・・・あっ、年を取ることにおめでとうと言うのは失礼だったかな・・・私は50ですが、最近は誕生日におめでとうと言われると、あまりいい気持ちがしないもんですから・・」

「あら、どうしてですか?」

「50まで生きて来られたことはおめでたいと思うんですが、人生の終息に一歩近付いた気がするもんですから・・・」

「人生の終息だなんて、50歳はまだ若いですから・・今では人生100年て言われてるんですよ・・・まだ中間点じゃないですか・・・だけどお客様のおっしゃることも分かります、誕生日で一歳年寄りになることは間違いないですものねぇ・・・女にとって、年を取るのはやはり愉快ではないですね・・・」

「じゃあ、さっき言った(誕生日おめでとうございますは)は取り消しますね・・・だけど(誕生日ご愁傷様です)とも言えないし、適切な言葉がなくなりますね・・・」

客が言って、さも可笑しそうに声を上げて笑いました。

女の妙子にとって年を取るのはおめでたいことではありませんでした。いつまでも若さを保っていたい妙子は客の言い分が理解できるのでした。


「マッサージ師さんはお子さんは?」

「一人です。中学2年になる娘が一人です・・」

「そうですか、私のところと同じですね、うちは大学4年生になる娘が一人です・・・ところで、ご主人も一人ですか?」

「まぁ、お客さんは面白い方ですね、ご主人も一人ですかって、面白い聞き方・・・残念でした、主人は二人です・・・」

妙子は客のユーモアに感心し、一気に親しさを覚えるのでした。そんな客に妙子も冗談で返事を返したのでした。

「あ、こりゃ参ったな・・・マッサージ師さんにはご主人が二人居たんですか・・・」

「二人も居たら幸せだったかも知れませんが・・・実は主人はゼロ人なんです・・」

「え、ゼロ人と言うことは・・・亡くなられたんですか・・・」

「えぇ、5年前に・・・交通事故で・・・」

「あ、これは失礼、つらいことを思い出させてしまいました、ご免なさい・・・」

「いいんですよ、気になさらないでください・・お客様の奥様はご健在ですよね?」

「いや、実はうちも6年前に亡くしたんですよ、癌で・・・」

「あら、そうだったんですか、ご免なさい、余計な事を聞いてしまって・・ご免なさい・・・」

境遇の似ていることことから、妙子は客に近しさを感じるのでした。

「いいんですよ、もう6年も経っているんですから・・・」

妙子は自分の経験から、妻を亡くしてから6年も経てば客から悲しさや寂しさもかなり軽減されているとは思うのでした。


下腿から太股のマッサージを終え、妙子は客の腰を揉み始めました。

客の年齢からして、まだセックスは現役であると考えられ、奥様が存命していれば、この腰を振って奥様を突いているに違いないと思うと妙子は興奮するのでした。

客がどのような性欲の処理をしているのかも妙子は気になるのでした。
妙子自身も性欲が溜まってきて、、どうしようもなくなった時には、自分の手で自分を慰めていることから、客がどのようにして性欲の処理をしているのかをいろいろと詮索して妙子は妙に興奮するのでした。

男の性処理をすることを商売にしている女が存在していることを妙子も知っていましたが、この年齢になった男性もやはりそのような女性を相手にして性処理をするのかと思うと妙子は少し嫌な気分になるのでした。

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