六本木のママの粋で温かい餞別のページ2

土曜日の朝、小林は転勤に伴う仕事の引継ぎがあると妻に嘘をつき、10時に家を出てママの住む港区のマンションに向かった。

小林は途中でプレゼントの花束を見繕って買い求め、ママの住む12階建てのマンションには約束した11時半直前に着いたのでした。

小林が胸を弾ませながらドアホンを押すと、すぐドアが開かれて小林はママの部屋に招き入れられたのだった。

「小林さんは時間に正確ねぇ、そんなところも大好きだわ・・・」

ママが嬉しそうな笑みを浮かべ、小林の手を取ってリビングへ導いたのだった。

ママとは長い付き合いをしている小林だが、ママの手に触れたことは一度も無かった。

ママの店に行く時はいつも接待する得意先の客が一緒で、それらの客の前でママの手を握るなどの不躾は出来なかったのだ。

ママの白い指に触れられただけで小林は一気に興奮したのでした。


きちんと片付けられたリビングのソファーを勧められた小林はゆったりと腰掛け、憧れを抱いていた容姿端麗なママの秘密を覗くような興奮を覚えるのでした。

先ほど小林が持ってきたプレゼントの花束を花瓶に生けたママがテーブルに置き、またキッチンに向かい、コーヒーを用意して戻ってきました。


店ではロングドレスか和服を着用しているママの脚を見たことがなかった小林は、今日初めてママのスカートから覗く脚を見てそのきれいさに驚き、興奮するのでした。

パンストもストッキングも着けず、膝上15センチほどの短めのスカートを穿いたママのスカートから零れ出ている太股の下部と脛そして脹脛はあくまでも白く、ふっくらと丸みを帯び、30半ばの成熟した女の妖艶さをひけらかしていました。


「ママの体は白いんだねぇ・・ママの脚を見るのは初めてだよ・・・興奮するよ・・・」
小林は偽らざる心境を述べたのでした。

「何言ってんの、奥さんの脚を毎日見てるでしょう・・・」
「そりゃ、そうだけど・・ママの脚は初めて見るんだもん・・・白くてきれいで興奮するよ・・・」

「まぁ、興奮するだなんて・・・奥さんに悪いわよ、そんなこと言ったら・・・奥さんの脚は見るだけでなく、触ることもするんでしょ・・・」

ママの微妙な言葉に小林の興奮は一挙に高まるのでした。

「まぁ、夫婦だから、触りもするけど・・・だけど今日までママの手にも触ったことなかったんだよ・・今日初めてママの手に触って興奮したよ・・・古女房の脚に触るより興奮したよ・・・」

「小林さんはよく興奮する人なのねぇ・・・」

「そりゃ、そうだよ、興奮するよ・・・ママのきれいな脚には興奮するよ・・・あっ、分ったぁ、ママがいつも店ではロングドレスを着ている理由が分ったよ・・・そのきれいな脚を見せると客が触りに来るんだろう・・・だからママはいつも脚を隠してるんだ・・・」
小林が見透かしたようなしたり顔で言いました。

「そうね、それは言えるわね、以前、ホステスとして働いていた時はスカートを穿いていたんだけど、先ず100パーセントのお客さんは脚に触ってくるわね・・・」
「それでそのきれいな脚を隠すことにしたんだ、ママは・・・」
「それもあるわね、脚を粘っこく触られるのは嫌だもん・・・ロングドレスを着ていてもドレスの上から脚に触ってくるお客さんは100パーセントよ・・・だけど肌に直接触れられる訳じゃないから許しているけどね・・・」

「そりゃ、男は女性の体には触りたいもんだよ・・特にママのような美人の脚には触りたいもんだよ・・・僕も男としてその気持ちは分るよ・・・」

「でも小林さんは絶対に私の体には触って来なかったわね?・・・私の体は小林さんには魅力が無いのかと思ってた・・・」

「そんなこと無いよ・・僕だってママの体に触りたかったよ・・・だけど、ママに失礼になるし、接待している客の手前もあるし、僕は一生懸命我慢してたんだよ・・・」

「そうだったの、ありがとうねぇ・・・小林さんの気持ちが嬉しいわぁ・・・」

ママの白くて丸くて熟した膝上を見て興奮し、セクシーな会話に進んでしまったことを反省する気持ちは小林には湧かないのでした。

福岡に転勤してしまったらママに会えなくなると思う寂寥感に苛まれ、小林はママを抱きたくて仕方無くなるのでした。

二人だけになる機会を作ってくれたママの気持ちに感謝しながら、今日自宅へ呼んでくれたママの本心を小林は測りかねるのでした。

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