中学で同級生だった店主と女店員のページ1

結婚して6年になる東條恵里香がラーメン店の店員として働き始めてから三ヶ月になる。そのラーメン店の店主は恵里香と中学の同級生だった谷原晃一だったのだ。
恵里香は何も知らずに店頭に貼られていた店員募集中の張り紙を見て応募したのだが、面接に出てきた店主が中学で同級生だった谷原だったことに少なからず驚いた。が、即採用となり翌日からラーメン店で働き始めたのだ。

30歳になった恵里香はすれ違う男が必ずと言っていいほど振り返る美人で、中学時代からクラスの男生徒のみならず学校中で人気ナンバーワンの美人だった。
結婚して6年になるが、32歳までは二人だけの生活を楽しむと約束した恵里香にまだ子供はいない。夫との性生活を十分に楽しむため、恵里香が低用量ピルを飲んで避妊に努めているのだった。


若くしてラーメン店を経営するまでに漕ぎ着けた晃一は中学の卒業文集にも将来はラーメン店を経営すると書いた男で、中学を卒業するとすぐラーメン店で働き始め、13年目にして父からの支援も受けて自分の店を持ったのだった。晃一が編み出した味が評判を呼び、昼時には長い行列が出来るほどの人気店になったのだった。

晃一は当初男性のバイトを募集する目的で張り紙を貼ったのだが、美人の恵里香か応募してきたことで、即採用したのだった。
当然ながら晃一も中学時代には恵里香に憧れ、いろいろとちょっかいも出したのだが晃一の願いが叶うことは無かったのだ。

恵里香が結婚しているとは言え、恵里香と一緒に働けるのは独身の晃一には願っても無いことで、晃一は良からぬ下心を抱いたりするのだった。

晃一はラーメン店の二階を自宅にしており、従業員用の着替え室は二階の一部に設けていたが、初めて採用した女性店員の恵里香の着替え室が無く、恵里香には晃一のうちの一部屋を利用して着替えをしてもらうことにしたのだった。

晃一のラーメン店の営業時間は午前11時から夜の10時までだが、午後2時から5時までの3時間は店を閉め、午後5時に再び店を開けるシステムにしている。
恵里香は午前10から午後2時まで働く店員として勤めることにしたのだった。


「恵里香、昨日アルバムを見ていたら、恵里香の中学時代の写真が沢山出てきたよ、恵里香が見た事の無い写真がいっぱいあると思うよ・・見てみる?」
午後2時に店を閉め、他の従業員とも一緒にラーメンの昼食を終えて2階に上がりながら晃一が恵里香に声をかけた。恵里香と晃一は中学時代同様に名前で呼び合っていたのだ。
「まぁ、私が見たことの無い私の写真を晃一が持ってるの?」
「うん、持ってるよ、俺だけじゃないよ、中学時代の仲間はほとんどみんな恵里香の写真をもってるよ・・・」
「まぁ、驚いた・・・また、どうしてそんな写真を持ってるのよ・・」
「そりゃあ恵里香が美人だからだよ・・みんな恵里香に憧れてたし、恵里香と仲良くなりたい連中がいっぱいいたから・・・そいつらが修学旅行に行った時、恵里香の写真を撮りまくったのさ」
「晃一も私の写真を撮ったの?」
「撮ったよ・・それを他の連中が撮った写真と交換し合ったから、沢山の枚数になったのさ・・・」
「好感なんかしたの・・」
「そうだよ、恵里香が美人すぎるから、誰も恵里香を独占する自信はないし、独占できるとも思っていないから・・自由に写真を交換できたんだよ・・・言うなら、恵里香はテレビに出てくるアイドルのような存在だったんだよ、俺達の間では・・」
「まぁアイドルだなんて・・恥かしい・・」
「いや、本当だよ、恵里香は俺達のアイドルだったんだよ・・可愛いし、愛嬌があるし、スタイルはいいし・・・それに男の先生だって恵里香をえこひいきしてたもんなぁ・・俺達から見てもそれはハッキリわかったよ・・」

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