老舗温泉旅館若女将の逢瀬のページ2

「美樹もビールを飲む?」
「いや、私はダメ、このあと旅館に帰ると忙しい仕事が待ってるから・・・アルコールはダメ。私はジュースをいただく・・・」
高志が美樹のグラスにジュースを注ぎ、自分のグラスにはビールを満たして美樹と乾杯し、高志は一気にビールを飲み干したのでした。

「言いそびれていたけど、今日、美樹は和服なんだねぇ・・・初めて美樹の和服姿を見るけど、とてもいいよ・・似合ってるょ・・・」
「ホント、嬉しい・・・今月からお母さんに女将の仕事を教わっているから、和服を着るように言われたの・・」
「そうか、美樹は一人娘だもんなぁ・・・いずれ、女将になるんだ、あの旅館の・・・女将になるんだから和服は着なければいけないねぇ・・」
「でも、まだ一人で和服が着れないから、いつも仲居さんに手伝って貰ってるの・・早く一人で和服を着れるようにならなければ、一人前になれないわ・・・」

美樹の言葉に高志に一つの懸念が湧き上がるのでした。久しぶりに会った美樹の体を求める気でいる高志です。当然の如く美樹を裸にすることを目論んでいる高志は美樹に着物を脱がせた後のことが心配になるのでした。
ひとりで着物を着ることが出来ないと言う美樹を裸には出来ないと思うのでした。懸念を通り越して高志に不満が湧いてくるのでした。

「美樹はまだ一人では着物を着れないのか・・・」
高志は不満に思いながら残念そうに言いました。
「だって、難しいんだもん・・だけどもう少しで自分ひとりで着れるようになると思う・・」
「だったら、今日は美樹を裸には出来ないんだぁ・・・」
「うん、ごめん、急いで来たもんだから、洋服に着替える暇が無かったのよ・・・それより一分でも一秒でも早く高志に会いたかったんだよ・・・」
「それは嬉しいけど・・・残念だなぁ・・・美樹が来たらすぐ抱こうと思ってたのに・・・」
「ごめん、今夜まで待てないの・・8時ごろになると思うけど、今夜は洋服で来るから・・・」
「2ヶ月も我慢して来てんだぞ・・・」
「そうよね、私だって高志に会うのが2ヶ月ぶりだもん・・私だって高志に愛されたいよ・・・」

「一人で着物を着るのは絶対に不可能なの?・・美樹は一人では着れないの・・・」
どうしても美樹を抱きたいと思っている高志はしつこく美樹に訊ねるのでした。
「うん、まだダメ・・・高志に手伝ってもらったら何とかなるかも知れないけど・・着物を着慣れた人に見られると、素人が着物を着たと言うのはすぐバレてしまうよ・・・」
「どうしようも無いのか・・・」
高志が残念極まりない顔に不満の色を滲ませて言いました。

「どうしても、今したいの?」
「そりゃあしたいよ・・美樹を愛するために東京から飛行機で来たんだよ・・・美樹に会うのが楽しみで来たんだけど・・・会えばやはりしたいよ・・・」
「高志の気持ちは分かるよ、私だって2ヶ月も高志に抱かれてないんだもの・・・今夜まで待ってくれるとありがたいんだけど・・・待てないの?」
「美樹の顔を見た途端に待てなくなったよ・・顔を見た途端、すぐに抱きたくなったよ・・・」
「私のことをそんなに求めてくれるのは嬉しいけど、困ったわぁ・・」
美樹も高志に抱いて貰いたいのはやまやまなのだが、裸になった後の着物を着ることに不安がある美樹は悩むのでした。時間は無かったのだが何とかして洋服に着替えて来れば良かったと美樹は後悔するのでした。


「それじゃあ、私がしてあげようか?・・・高志は出せば落ち着くでしょう?・・・私が口でしてあげるよ・・・」
美樹は高志の機嫌を更に損ねさせることを気にしながら、フェラチオで高志の精液を放出させる提案をしたのでした。

「美樹は嬉しいこと言ってくれるけど、それじゃあ、お願いしますって言える訳がねぇ〜だろ・・・俺はやはり美樹の体を愛撫して、美樹にも気持ち良くなって貰いたいんだよ・・そしてその後で美樹と繋がりたいんだよ・・・俺が射精するのはその後だよ・・・」

美樹は高志の言うことは最もだと思うのでした。美樹もそうしたいのですが着物を着る不安は拭えないのでした。

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