息子の家庭教師を誘惑する母親のページ2

岡本は大谷家へ家庭教師に行くのが楽しくて仕方ないのでした。岡本が教える晃一は聡明な子で、何でも素早く理解し、ほとんど手のかからず、岡本が苦労することはほとんどなかったのでした。
岡本の楽しみは大谷家を訪ねた時に、先ずスタイル抜群で妖艶な母親の慶子が笑顔で迎えてくれることでした。二番目は9時ごろになると、慶子が二階の晃一の部屋におやつと飲み物を持って来てくれることでした。その際の慶子の何とも言えない女らしい仕草に岡本は惹かれるのでした。
そして三番目は晃一の家庭教師が終った後で、リビングに呼ばれ、晃一の勉強態度や実力を慶子に説明する時間があることでした。この時の慶子の肢体に何とも惹き付けられるのでした。対面でソファーに腰掛けるのですが、スカートから伸びる慶子のスラリとした白い下腿から膝上は眩しいほど綺麗なのでした。
夜と言うことで慶子はパンストやストッキングを穿いておらず、透き通るように白い肌がツヤツヤと光っている膝上に岡本は刺激されるのでした。

一ヶ月も過ぎた頃には岡本もしっかりと大谷家の雰囲気になれ、気兼ねすることもほとんど無くなっていたのでした。慶子もそうでしたが、慣れて来れば来るほどお互いの呼び方に不満が出てくるのでした。息子の晃一が岡本のことを先生と呼び、岡本が慶子の息子のことを晃一君と呼ぶのは良いとしても、慶子がいつまでも岡本のことを岡本さんと姓で呼ぶことに慶子はすっきりしなくなっていたのでした。


「岡本さん、岡本さんのことを今日から正人さんと呼ばせてもらっていいかしら?・・・」
いつものように晃一への勉強が終って、リビングで二人きりになった夜の11時過ぎに慶子が岡本に提案したのでした。
「えぇ、僕は別にいいですけど・・・」
「そうぉ、もう岡本さんも家族の一員になったようなもんだし、私も正人さんと呼ばせていただくほうがすっきりするわぁ・・・それと、私のことも慶子と呼んで貰いたいわぁ・・・大谷さんて呼ばれると何だかいつまでも他人のようで、毎日来てもらってる正人さんからいつまでも他人行儀な呼ばれ方するのは好きじゃないの・・・私のことをちょっと年の離れた姉と思って、名前で呼んで欲しいのよ・・・」
慶子には岡本正人ともっと近しい関係になりたい願望から提案したのでした。いつも、どこかで遠慮しているところが見える岡本との間の垣根を一挙に取り除きたかったのでした。

「ええ!大谷さんのことを名前で呼ぶんですか・・・そっちの方が僕にはちょっと抵抗がありますけど・・」
そんじょそこらにいない美人の大谷慶子を、名前で呼ぶのには抵抗を覚える岡本正人ですが、そんな美人を名前で呼べる関係になれることを誇らしくも思うのでした。

「正人さんはイヤなの?・・・私はすっきりするんだけどなぁ・・・」
慶子が残念さをもろに表しながら言いました
「いえ、イヤじゃないですけど・・恐れ多い気がして・・・」
「何言ってんの、私の大事な息子の勉強を見てもらってる正人さんじゃない・・・それに名前で呼ばれる方が、若返ったような気がするの・・・それとも正人さんは私が年寄りだから、名前で呼ぶのに抵抗があると言うの・・・」
「いえ、そんなことはないですよ、大谷さんはまだまだ若いですよ・・・」
若い岡本正人も女に対して年のことを話題にするのは無作法だと思い必死に否定したのでした。
「真人さんは、本当にそう思ってくれてるの・・私をまだ若いと思ってくれてるの?・・・」
若く見られたいのは女の永遠のテーマです。慶子も男には若く見られたいという強い願望を持っているのでした。特に体格が良く、上品な顔立ちをした自分のタイプの岡本正人からは若く見られたい強烈な欲望があったのでした。

「ええ、思ってますよ・・大谷さんは若いですよ・・・それにとっても美人ですよ・・・」
岡本正人は普段から慶子に対して抱いている胸のうちを正直に述べたのでした。

「あら、嬉しい、美人だなんて・・正人さんが本当にそう思ってくれているならとっても嬉しい・・・正人さんが本当にそう思ってくれているのなら、私のことを慶子と呼ぶのに抵抗は無いでしょう?」
岡本正人は年の功には勝てないと思うのでした。大谷慶子の話の進め方に勝てないと思うのでした。

「それじゃ、今日から慶子さんと呼ばせていただきます。いいですか?」
「いいわよ、嬉しい・・・慶子と呼んでもいいわよ・・・だけど私も正人さんと呼ぶのが適切だと思うから、慶子さんと呼ばれることを了承するわ・・・それに正人さんよりかなり年上の女だしねぇ・・」
慶子の胸のうちに、夫が居合わせる時に、岡本正人が「慶子」と呼ぶミスを犯す心配も過ぎったのでした。

こうして岡本正人と大谷慶子はお互いを「正人さん」「慶子さん」と呼び合うことに合意したのでした。

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