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出戻った姉と実弟の歪んだ熱愛-p2

「その他に母は何か言ったの?」
俊樹が心配していることが沙織には手に取るように分かりました。敏子が俊樹の子を妊娠していることを義母が話したかどうかを心配しているのだと沙織は直感したのです。

「敏子さんがあなたの子を妊娠したって言ったわよ・・・」
外の女、しかも会社の女子社員を妊娠させたことを沙織が許せる筈がありませんでした。裏切られたと思う気持ちと、他の女を抱いていながら、白を切って自分の体も求めていた怒りに沙織はとうてい俊樹を許せませんでした。
「ええっ!」
俊樹は絶句し、二の句が告げない様子でした。

「敏子さんとの間に子供が出来たと言うのは本当なの?」
沙織は怒りを抑え、出来るだけ平静を装って俊樹に聞きました。
「・・・・・・・・・・・」
俊樹が簡単に返事のできる問題ではありません。俊樹はうな垂れたまま沈黙を続けざるを得ないのでした。

「本当なのね?お義母さんの言ったことは本当なのね?」
沙織は畳み掛けるように俊樹に聞きました。

「ゴメン」
俊樹が軽く頷いて、謝りました。
「謝って済む問題じゃないでしょう、私を騙してたのね・・・私達はもう終わりね・・・」
沙織は今日、俊樹と離婚を迫るような義母の言葉を思い出していました。また、跡継ぎを産めない女はうちには必要ないと言われたことも沙織の心の中に強烈に刻み込まれていました。

沙織は俊樹の顔を見るのもイヤになり、ましてや同じ部屋で寝ることなど出来そうにありませんでした。沙織はベッドルームから一番離れた部屋に布団を持ち込み、今後どうするべきかを一人で熟考しなければと思うのでした。
沙織の脳裏に自分は子供を産めない体なのかも知れないと思う悲しさと苦しさに悩まされ続けるのでした。

それから10日ほどが過ぎましたが、沙織は一切俊樹とは口を聞きませんでした。俊樹からも解決策の提案も無く、沙織の意識の中で、無責任な男として俊樹を軽蔑する気持ちが高じる一方でした。

その日の夜の12時過ぎに俊樹が酩酊して帰って来て、ベッドルームから一番離れた部屋で独り寝をしている沙織の部屋に入って来たのでした。そして、全ての衣服を脱いで素っ裸になって沙織の布団に潜り込んだのでした。
驚いた沙織が俊樹を突き放し、布団から出そうとしましたが、俊樹に抱きつかれ、身動きできなくなりました。男との腕力の差は如何ともし難く、握りこぶしで俊樹の胸を叩くのがやっとでした。

俊樹が強引にキスを求めて来ました。沙織が咄嗟に俊樹の頬を平手でかなり強く打ちました。

「何をするんだよ!」
俊樹がドスの効いた声を張り上げました。
「あんたこそ何よ、ここに来ないでよ・・・」
沙織と俊樹がこの10日間で交わした言葉がこれでした。
「俺の女房に何をしようと勝手だろ、俺のすることに従うのが女房の務めだろ・・・」
「何を勝手なことを言ってるの、私をこんなに苦しめておいて・・・あっちへ行ってよ・・・」
「俺は欲求不満が溜まってるんだよ、亭主の欲求不満を解消するのは女房の務めだろうが・・」
「敏子さんを抱けばいいでしょ・・・敏子さんに欲求不満を解消して貰えばいいでしょう・・・敏子さんの所に行きなさいよ・・・」
「敏子はつわりの真っ最中なんだよ・・・それどころでは無いんだよ・・・・それに沙織のおまんこの方が締まって気持ちいいんだよ・・・」
酔っているせいもあり、傍若無人なことを俊樹は平然と口にしました。
「下品な事を平気で口に出来るのねぇ、呆れた・・・・私はイヤなんだから、早くあっちへ行ってよ・・・あなたになんか抱かれたくないんだから・・・」
沙織は両手で俊樹の胸を突っ張りながら俊樹の求めを拒否し続けました。
「何を言いやがる、俺の言う通りにすればいいんだよ・・・」
沙織が身動き出来ないほど俊樹が更に強く沙織を抱きしめ、沙織のパジャマのボタンを外そうとしました。それを止めようと沙織がまた俊樹の頬を平手で打ちました。

「このやろう・・・いつまで抵抗するんだ・・・」
俊樹が更にドスの効いた声で言って掛け布団を跳ね除けました。そして沙織のパジャマの上着を引きちぎるようにして脱がし、パジャマの下着を沙織から引きおろして沙織を薄手のショーツ一枚の姿にしました。
両腿を閉じて抵抗する沙織に、俊樹が沙織のショーツの裾に手を入れて力を込めて引き上げました。薄手の白いショーツが破けました。俊樹は更に沙織のショーツを引き千切って沙織の股間からショーツを取り除いてしまいました。
素っ裸にされた沙織は「止めてよ」「イヤなの」を連発しながら、覆い被さってくる俊樹に両腿をドタバタさせて抵抗しました。
沙織が両腿をドタバタさせたのが裏目に出たようで、俊樹が要領良く沙織の両腿の間に股間を入れたのでした。

「止めてよ・・・私はイヤなんだから・・・・あなたに抱かれたくないの・・・強姦魔・・・・」

力では敵わない沙織は両腿を閉じようと両腿に力を込めるのですが、両腿に入れられた俊樹の股間から逃れることは出来ませんでした。

俊樹の右腕を首筋に巻かれ、体を押し付けられながら、俊樹が腰を少し浮かせて亀頭を膣口に当てて来ました。
「ダメだって言ってるでしょう・・・止めてよ・・・・」
男の力でがっしりと押さえ込まれた沙織に抵抗できる方策はなくなりました。

膣内が湿っていない膣口に俊樹の亀頭が挿し込まれた時、沙織に激しい痛みが走りました。

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