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初美に始まった我慢できない疼き-p2

直人は初美が独身だと聞いて安心すると共にこれほどの美人と二人きりになれる事に興奮したのでした。
初美のうちはきれいに片付けられ、乱雑に見える部屋はどこにも見当たりませんでした。直人は初美の几帳面さに感心しながらリビングのソファーに腰を掛けました。

「コーヒー豆を挽いてからになるから、少々待ってね」
初美が弾んだ声で直人に断りキッチンに向いました。

直人は初美のような美人が独身でいることを疑問に思いました。これだけの美人に言い寄る男がいないことが不思議にも思えました。

逆に男を審査する初美の目が厳しく、目に適う男が現れないのかも知れないと、直人はいろいろと思索を巡らせていました。
直人はそんな初美に家に招かれたことが嬉しくなると同時に誇らしくも思ったのでした。


「お待たせしちゃったわねぇ・・ご免なさい・・・」
いそいそとコーヒーを運んで来た初美の弾んだ姿に直人は初美に好意を持たれていることがはっきりと分かり、直人の気持ちは昂ぶりました。


「直人さんは大学生でしょう?」
初美がコーヒーをひとくち口に含んでから聞きました。
「ええ、○○○大学の2年生です」
「やっぱりねぇ・・大学生なんだ、羨ましい・・・2年生だとお年は二十歳?」
「ええ、そうです」
「直人さんから見れば私はもうおばさんだよね?」
「そんなこと無いですよ・・初美さんは若いですよ・・・」
「もう32よ・・直人さんと丁度一回り違うんだ・・もうおばさんだ・・」
初美の顔に一瞬寂しそうな様子が漂いました。
「32歳はまだ若いですよ・・・まだまだこれからじゃ無いですか・・」

「直人さんは当然ガールフレンドはいるわよね?」
逞しい直人に抱いて貰いたいと思い始めている初美には直人のガールフレンドがいるか否かは重要な問題でした。直人に迫って拒否されることだけは絶対に避けたかったからです。
「ええ、いちおう・・・」
直人が照れたように言いました。石川県出身の直人は同じ高校の同級生のガールフレンドがいたのです。そのガールフレンドも東京の大学に来ており、二人ともアパート暮らしをしながらしょっちゅうデートを重ねているのでした。
初美は直人に当然ガールフレンドがいるとは思いながらも直人からはっきりと聞かされると初美は少々失望し、残念に思ったのでした。

「そうよね、当然いるよね・・・それで、もう古い付き合いなの?」
「石川県の高校2年の時からだから、もう4年になります・・・」
「それで二人とも東京に部屋を借りてるの?」
「ええ、アパートを借りてます・・・」
「同じアパートってことはないよね?」
「ええ、当然です。別々です・・・」
直人にガールフレンドがいても軽い付き合いであることを願っていた初美の期待は外れたようで初美はしおれる思いでした。

「それじゃ、しょっちゅうデートしてるんでしょうね・・・」
「ええ、まあ・・」
「直人さんとガールフレンドは4年も付き合っているんだから、当然あっちの方もしてるよね・・」
「・・・・・ええ!何ですか、あっちの方って?」
直人にも初美が何を聞いているのかは分かりましたが、照れ臭くて素直に「はい」とは言えませんでした。
「好き同士になった男と女がすることよ・・・」
「・・・ぁぁ、あっちのことですか・・・」
美人の初美が大胆にセックスのことを聞いてくることに直人は驚きましたが、初美をより親しい間柄の女性に感じ始めたのを不思議に思ったのでした。
お互いに隠し事をしない付き合いをしている友人に抱くのと同じような感情が直人に湧き上がってきたのでした。
「そう、あっちのこと、当然してるわよね?」
「ええ、まぁ・・・でも東京に出てきてからです・・・」
「お互いにアパート暮らしを始めると、親の目が届かなくなるものね・・・当然だよね・・・いいなぁ直人さんは・・・同い年の人と思いっきり愛し合えるんだもんねぇ・・・」
初美は年の離れた男に抱かれたことに後悔の念が湧いてきたのと、同年代の男と思いっきり愛をぶつけ合えなかったことが悔やまれ、残念に思えるのでした。
「初美さんはどうなんですか?男友達の一人や二人はいるでしょう・・これだけの美人なんですから・・・」
「男友達はいないよ・・だけど私もセックスの経験はあるわよ・・・知ってるのは一人だけだけど」
「初美さんは結婚されてたんだ・・・」
今は一人暮らしをしている初美は離婚したのだと直人は思いました。
「結婚しなくてもセックスをすることはあるよ、直人さんだって結婚してないのにセックスしてるでしょう・・・」
「そうですね、それじゃ初美さんは付き合ってた人がいたんだ・・・」
「付き合ってた人、そうね付き合ってた人かな・・・」
初美は自分の身の上話に話題が変わったことに少々焦りを感じていました。かなり年上の男に囲われていることを直人には知られたくなかったのです。
初美は話題を変えることにいろいろと思いを巡らせました。

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