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銀座ママのマグロ娘解消作戦-p1

銀座のクラブのオーナーママをしている45歳の麗子は、銀座でも美人ママとして、ホステスからもママ連中からも一目置かれる美人だ。

麗子が19歳の時に出産した一人娘の亜紀も、25歳の若さで2回目の結婚をし、今、麗子は一人暮らしをしていた。その一人娘の亜紀が、また暗い顔をして麗子の家に戻って来た。

娘の亜紀は23歳の時に一回目の結婚をしたが、結婚生活は1年も持たず、破局を迎えた。離婚の理由は、セックスの時の亜紀の無反応が原因していた。

セックスの時、夫の並々ならぬ愛撫にも関わらず、亜紀は全く無反応で、合体しても体を硬直させ、声も出さず、身悶えも全くせず、いわゆるマグロのようにベッド上に寝そべって、身を任せているだけの女だった。そのような亜紀の無反応な体に、夫が愛想を尽かしたのが離婚の原因だった。


美人の麗子の子だけあって、亜紀もすれ違った人を振り返させるほどの美人だった。理知的で上品な容姿は、男を惹き付けて離さない魅力に溢れていた。大手建設会社の受付嬢をしている亜紀に言い寄る男は多く、熱心に結婚を申し込む男は後を断たなかった。

最初の離婚から1年後に、亜紀は熱心に結婚を申し込む男の中の一人の俊夫と2回目の結婚をしたが、麗子の許に帰って来る度に、亜紀の顔から明るさが消えていくのを麗子は感じていた。

今回の亜紀の顔の暗さは、尋常でないものを麗子は感じ取っていた。

『どうしたの亜紀?顔が暗いよ・・・』
『また、俊夫さんから離婚を言い出されたの・・・・』
『離婚!・・・またなの・・・・・』
『俊夫さんはもう、私と一緒に居たく無くなったんだって・・・』
亜紀が泣き出しそうな顔で言った。

『どうして亜紀と一緒に居たくないんだって?理由は何なの?』

麗子には、セックスをする時の亜紀の無反応ぶりが離婚の原因になっているのではないかと心配していた。初回の離婚も、セックスの時に亜紀が反応を示さない、いわゆる、マグロ女のような亜紀が原因だったからだ。

『俊夫さんは・・・私とセックスしても、全然楽しくないんだって・・・最近では私とセックスするのが苦痛になったんだって・・・・』
『また、あれかい・・亜紀がセックスに積極的になれないからなの・・・』
『私の事をマグロ女だって言いだしたんだよ・・』
『やっぱり、そうなの・・・この前の時と同じだね・・・・亜紀はセックスの時に気持ち良くなれないの?』

麗子は亜紀の不感症も気になっていた。亜紀がセックスの快感を感じる事が出来ず、セックスの時に、男の愛撫に無反応になってしまう事を心配していた。麗子の心配はさらに、セックスの快感が分からない女だとすれば、亜紀が可愛そうにも思えた。

『愛撫されると少しは気持ち良くはなるよ・・・だけど、その後に、俊夫さんのものが亜紀に入ってくると思うと、怖くなって体が固まってしまうんだよ・・・俊夫さんは好きだし、愛しているから・・・体を任せるんだけど・・・怖さが出てきてどうしようもなくなるの・・・・』

『亜紀はあの時の事をまだ忘れ去る事ができないんだねぇ・・・・』
『うん・・・あの時の怖さが思い出されるのよね・・・・それで亜紀の体が硬くなってしまうんだよ・・・・』
『かわいそうだったねぇ、亜紀は・・・あれからもう10年も経つのにねぇ・・・・忘れる事が出来ないんだねぇ・・・可愛そうな亜紀・・・それで離婚する事に決めたの?』
『俊夫さんがマグロ女と寝るのはイヤだって・・・・・もう1ヶ月も別々の部屋で寝てるの・・・そして、とうとう昨日、俊夫さんが暫くの間、別居しようって言い出したの・・・・』
『それで亜紀は別居する事に同意したの・・・・』
『仕方ないんだよ・・・俊夫さんがきつい声で言い張るんだもの・・・・・・だから、しばらくの間、亜紀をママのところに住まわせてぇ・・・』

亜紀の一回目の結婚も、今回の2回目の結婚も、亜紀がセックスにのめり込めず、いつも冷めて無表情でセックスに応じている事が原因している事を麗子は哀しく思った。


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