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大学生美奈子の実家再建計画-p1

秋田出身の美奈子は、この4月で東京の大学3年生になる。美奈子が処女を捧げるかどうかを決心しなければならない日が近いことを美奈子は認識していた。
美奈子の実家で起った悲劇を救う道は、自分の体しかないことを悟っていた。美奈子が処女を捧げようとしている男は伊藤俊男だった。

伊藤俊男は38歳で、親から引き継いだ中堅の建設会社の社長に就いている。上場はしていないが、中堅のゼネコン会社として発展を続けている。
美奈子がこの男と知り合ったのは、美奈子の住んでいるマンションの隣の住人で、銀座でクラブのママをしている芳美に強引に誘われ、芳美のクラブでアルバイトを始めたのがきっかけだった。
ママの芳美は、美奈子の容姿に惚れ込み、美奈子を磨けば、一流のホステスになると確信し、いつか美奈子をホステスに育てたいと思っていた。
美奈子は170センチの長身で、スラリとした姿態と、あくまでも白い肌と美貌は男の目を引き付けて放さなかった。

ママ芳美の勧誘に断り切れなかった美奈子が、接客はしないと言う約束で勤め、ボーイのような仕事をしていた。ママの芳美は美奈子の容姿を常連客に見せる事から始めたのだった。

そんな時に、ママのクラブの常連客である、伊藤俊男に見初められ、ママを通して、何度も閉店後の食事に誘われた。いつもママが一緒だったので、たいした心配もせずに、伊藤俊男から馳走された。

そんなある日、美奈子は俊男からメールで食事に誘われた。いわゆる同伴に近い誘いだった。美奈子はママの芳美に相談した。いくいくは美奈子をホステスにしたいと言う願望を持っていた、ママの芳美は諸手を挙げて賛成した。

その後も、美奈子は俊男から、何度も食事に誘われ、その日は必ず俊男は同伴出勤をしてくれた。が、美奈子は店では、客の傍に侍るホステスはしなかった。

美奈子の実家は秋田で中堅どころのイチゴ農家だった。イチゴのお陰で美奈子は東京の大学にも通え、マンション住まいの出来る恵まれた学生生活を送れていた。

美奈子の父の勝蔵が、売りに出された隣接するイチゴ畑を購入し、農地を今の3倍程に拡張しようと一大決心をし、ビニールハウスの改築も終えた頃に不運が起った。
竜巻が発生し、勝蔵のイチゴ畑と購入したイチゴ畑の両方のビニールハウスとイチゴの苗が全滅したのだ。

勝蔵は、預貯金をはたき、銀行から4千万円近い借り入れをしての大勝負だったので、再建の目処も立たない大打撃だった。

『美奈子、どうしたの?今日の美奈子の顔は暗いわよ?』
ママの芳美が美奈子の心の内を見抜いて言った。美奈子は実家が倒産するかも知れない不安に慄いていた。

そんな折、また俊男から食事への誘いが入った。近頃は俊男が美奈子の体を求めていることを何度も匂わせるようになっていた。


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