美熟女二人に誘惑される大学生のページ1

城巡りが大好きな野村健一が香川県の高松城を訪ねたのは大学三年の新学期が始まった直後の土曜日だった。

本格的な就職活動が始まる前に一度訪ねてみたいと思っていたのが水城として有名な高松城と、総高が60メートルの高さを誇る丸亀城の石垣だったのだ。

朝、新幹線で高松に向かい、昼食を取った後、存分に時間を費やして満足がいくまで高松城の隅々を見学したのだった。

健一が宿泊の予約をしていなかったのは、翌日には丸亀城を見学する予定にしていたからで、高松で一泊するか丸亀で宿泊するか迷ったためだった。


健一は少しの酒と夕食を楽しみたく繁華街のはずれに在る小ぢんまりとした居酒屋の暖簾をくぐったのだった。
まだ早かったせいか客は一人もおらず、カウンターだけの居酒屋は10脚の椅子が整列されていた。

「いらっしゃいませ・・・お早いですね、お客様、ありがとうございます・・」
居酒屋の女将と思われる上品な顔立ちをした女性が何か料理を作りながら愛想良い声で迎えてくれた。

女性は40過ぎぐらいに見え、健一とはかなり年が離れていたが、なかなかの美人で漂ってくる色気は若い健一も惹き付けられるのだった。

割烹着越しだがスタイルの良さが窺われ、女の魅力をふんだんに撒き散らしている魅力的な女性だった。

男は美人に弱い動物だと思いながら健一は一番奥の椅子に腰掛けた。


「すみません、ビールをいただけますか?」
「もうビールを飲んでもいい年になってるの?若く見えるけど、お客さんはもう二十歳を過ぎてるの?」
女将と思われる女性がやんわりと健一の年齢確認をした。

「ええ、今月で21歳になりましたから、もうお酒を飲める年になっていますから・・」
健一が飲酒のできる年になっていることを説明して女将を安心させたのでした。

「そうなの、21歳になったの。若いのねぇ、羨ましい・・・」
女将は澄んだきれいな目で健一を見つめながら健一が腰掛けているカウンターにグラスを丁寧に置き、ビールを注ぐ仕草に入りました。
健一がグラスを手に持つと、女将が微笑みながら健一のグラスにビールを注いだのでした。
こうして、初めて訪ねた居酒屋での健一の一人酒が始まったのでした。


これまた一人の40過ぎの熟女客が訪れたのは健一がビールを一本飲み終えた時でした。

「あら、もう若いお客様が見えてるのね、今日は私が二番目だったわね、妙子・・・」
この客も清楚な感じのするなかなかの美人で、言葉の使い方から女将とは友達であることが健一にも容易に判断できたのでした。それと店の女将の名前が妙子だと言うことも分ったのでした。

「今日は土曜日なのに珍しいわね美佳?」
「あら、土曜日に来ちゃあ邪魔だった?」
「そんなこと言ってるんじゃないわよ、ありがたいお客様だよ美佳は・・だけどいつもは銀行の帰りに来てくれるのに、土曜日に来てくれるのは珍しいわね・・」
この美人熟女が銀行に勤めていることと、美佳と言う名前であることも健一には分ったのでした。


「こちらの若いお客様の隣に座ってもいいかしら・・・」
美佳が妙子の了解を得るような目つきで妙子を見やりながら言いました。

「こちらの若いお客様に嫌われなければいいわよ・・」
女将の妙子が突っぱねるように言いました。

「そうね、こんなおばさんだから隣に座るのを嫌われるかもね・・・」

「そうよ・・まだ混んで無いんだからゆっくり座るといいよ・・」
「あぁ、僕はいいですよ、どうぞここへお掛けください・・」
健一は年の差を感じながらも、清楚で清潔そうな美人と隣り合わせに腰掛けることを望んだのでした。
店が混んできて、得たいの分らない不愉快な客と隣り合わせになるよりも、この美人と隣り合わせに腰掛けることが健一は愉快に思ったのでした。

「あら、いいんですか?・・ほら、妙子、こちらのお客様がOKしてくれたの聞いたでしょ?・・こんなに若いハンサムボーイと隣り合わせに座れるなんて幸せ・・・」
言うが早いか、ワンピース姿の美佳はふくよかな尻で健一の隣の椅子に腰掛けたのでした。

次のページ

この小説の最初へ戻る

エロ小説集花蜜TOPへ戻る


FC2 ブログランキング
人気ブログランキングへ
にほんブログ村 大人の生活ブログ 恋愛小説(愛欲)へ
にほんブログ村

エロ小説

inserted by 2nt system