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女体弄り用の専用バーを作った男-p1

今年の誕生日で35歳になる吉田雄治はこの若さで12階建ての賃貸しマンションのオーナーををしている。オーナーと言っても雄治が自分で稼いだ金で建てたものではなく、脳梗塞で倒れた父から受け継いだマンションだ。

雄治は27歳で結婚したが、女好きで女体を求めて遊び呆けた結果、妻に愛想を尽かされて離婚せざるを得なかったのだ。
離婚後もせっせとキャバクラ通いを続けたが、キャバ嬢の体を弄り回り、肉体関係にまで進むようになるのに時間がかかるのが雄治には我慢ならないのだった。

体を弄られることを承知の上で接待してくれるキャバ嬢が居れば、こんなに楽しいことは無いだろうと考え始めた雄治は、女を即弄り回すことができるバーを自分で作る気になってしまったのだ。

金と場所の有る雄治にバーを作ることは簡単だ。手持ちの賃貸しマンションの地下室の一部を使えば自分だけが利用できる専用のバーは難なく作れる。
問題は体を弄り回すことから始まり、肉体関係にまで進むことを承知の上で来てくれるホステスを見つけられるかどうかだった。

肉体を売ることを承知できてくれるデリヘル嬢を呼べば簡単に実現できる話だが、不特定多数の男に体を任せるデリヘル嬢に雄治は全然興味は湧かないのだった。
雄治は素人で可愛さのある美女を望んでいたのだが、そんな女性を簡単に見つけられる筈はなかった。

それがひょっとしたことから、雄治の考えが前向きに進みだしたのだ。

それは雄治のうちの家事のほとんどの面倒を見てくれている美紀と言う家政婦に雄治がボソッと漏らしたことがきっかけだった。
美紀は雄治の母が存命だったころから働いてくれている43歳の家政婦で、もう10年も吉田家で働いてくれているのだ。雄治にとって美紀はちょっと年の離れた姉のような存在で、雄治は普段から美紀とは気さくに何でも話し合える存在だった。
美紀は33歳という若さで夫と死別し、以後独身を通し、雄治が所有している賃貸しマンションに住んでいるのだ。

「俺さぁ、バーを作ろうかと思ってるんだよ・・・」
一通り掃除が終わり、リビングのサイドテーブルの上を整頓している美紀に雄治が話かけた。
「バーって飲み屋さんのこと?」
美紀が怪訝そうに聞き返しました。
「そうだよ」
「止めときなさい、経験のない雄治さんに出来るわけが無いじゃない」
美紀が絶対に反対だと言う響きを持たせて、毅然とした口調でたしなめるように言いました。
「バーで商売をするんじゃないよ・・・」
「それじゃ何のためにバーなんか作るの?」
「俺専用のバーだよ」
「何なのよそれ・・雄治さん専用のバーって?」
「だから、俺だけのバーだよ、俺一人だけが利用できるバーだよ・・・」
「それじゃあ、わざわざバーなんか作らなくてもいいじゃない・・・好きなお酒をここで一人で飲めばいいじゃない・・・」
「一人で飲むのなんてつまんないだろぅ・・・美人ホステスと隣り合わせで飲む方が楽しいぃに決まってるじゃない・・・」
「まぁ、驚いたぁ・・・美人のホステスを雇った自分専用のバーを持ちたいの?」
美紀が心から驚いたような表情で言いました。

「それに・・・毎日同じホステスだったら飽きちゃうだろう・・・だから、日替わりホステス制のバーだと最高だけど・・・」
また雄治が無茶なことを口にしました。

「そんなこと無理に決まってるじゃない・・・ホステスさんだって仕事でホステスをしているんだから、雄治さんの都合のいいときだけ来てくださいと言ったって誰も来てくれるわけないよ・・・」
美紀が半ば呆れたように反論しました。

「アルバイトでもいいんだよ・・・昼間働いている女性で、夜の8時から11時くらいまでアルバイトでホステスをしてくれればいいんだけどなぁ・・・・」

「まぁ驚いたぁ・・・雄治さんはそんなことまで考えてたの・・・それなら可能性はあるかと思うけど・・・お金よ、魅力的な支払いであればアルバイトをする女性はいるかもね・・・」

「あっ、美紀さんが初めて俺の言うことに賛同してくれた・・・魅力的な支払いはするよ、夜の3時間ホステスとして働く気になるほど魅力的な賃金を支払えば、来てくれるよねぇ?」
美紀が賛同してくれたことに気をよくし、雄治の気持ちは弾むのでした。

「8時から11時までの3時間で、魅力的な収入が得られるのであれば来てくれる女性は居るかもね・・・」

「だろう、俺もアルバイトで来てくれる女性は必ずいると思うよ・・・例えばうちのマンションに住んでいる女性だよ・・かなりたくさん住んでいるもん・・しかも美人が結構多いから、そんな女性がアルバイトで来てくれれば最高だよ・・」

「そうね、あのマンションには若い美人が多いわねぇ・・・雄治さんはあの若い子達と遊ぼうと思って自分専用のバーを作ろうなんて思いついたんじゃないの?」
美紀が雄治を見透かしたように言いました。

「そう思われても仕方ないけど、俺も離婚してもう3年になるもん・・・女と遊びたいとも思うよ・・」

「そうね、もう3年になるか・・・離婚の原因は雄治さんにあるんでしょう?雄治さんが遊び過ぎたのが離婚の原因なんでしょう?」

結婚後も雄治が外で派手に女遊びをしていることは家政婦として働いていた美紀にも分かっていたのでした。別れた奥さんが雄治の女遊びを許せない気持ちは女の美紀にも良く分かり、この点では雄治に批判的だったのでした。

「うん、そうだよ・・・だけど今は独り者だし、俺が女遊びをしても怒る者も居ないし・・・俺だってまだ若いんだから女と遊びたくもなるよ・・・」
「女遊びはほどほどにしなさいよ・・・それよりきちんと再婚を考えたらどうなの?」
美紀は雄治の言う女遊びと言う言葉は許せないのでした。家政婦としての立場上きつくは言えないのだが雄治より8歳年上の人間として意見したかったのです。

「俺は再婚する気はないから・・・」
雄治の女好きはそれほど強度なものでは無かったのですが、不特定多数の女の体を弄り、女が感じて悶える姿態を見続けたい欲望は人並み以上に強いのでした。

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