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お持ち帰りした感度良好な好色美女-p1

日本に進出してきたアメリカのワインメーカーのvice presidentとしてヘッドハンティングされた30歳になる大杉幸治は、翌日の土曜日に札幌の支店長候補と面談するため、金曜日の夕方札幌に来たのでした。

幸治はホテルのチェックインを済ませ、夜の8時ごろ夕食を兼ねて居酒屋を訪ねました。金曜日の夜だからか店は混んでおり、一つだけ残っていた四人がけのテーブルに幸治は案内されたのでした。
注文した生ビールと串焼きセットが届けられた直後、店員から相席を頼まれました。幸治が了解すると、美女二人が案内され、幸治の対面に腰掛けたのでした。

「お邪魔します」
二人の女性が異口同音に言って、手馴れた様子で腰掛けました。幸治は30前と思える二人が甲乙つけがたいほど美人だった事に嬉しくなるのでした。

女性は幸治と同じ串焼きセットと、それぞれがジョッキの生ビールを注文したのでした。二人が自分と全く同じものを注文したことを不思議に思いながら、何故か心が弾むのでした。

女性二人に生ビールが先に届けられ、二人が乾杯してビールを飲み始めたのですが女性の注文した串焼きセットはなかなか届けられませんでした。

「よろしかったら、これを召し上がりませんか?同じものを注文されたようですから・・・」
会話が出来るきっかけになることを望みながら幸治は二人に自分の串焼きを勧めてみました。

「あら、よろしいですか・・・私達のが届いたらあなたも召し上がってくださいねぇ・・・」
思惑以上に順調に進むことに意をよくしながら幸治は串焼きの盛られた皿を二人の女性の方に少し押し出しました。

「遠慮なく、頂きます・・・私この串焼きが大好きなの・・・」
髪を肩の辺りまで長くした色っぽい女性が嬉しそうに言って串焼きを口にしました。
「ほんとうにここの串焼きは美味しいのよね・・・」
もう一人の女性が相槌をうつように言って串焼きに手を伸ばしました。

「お二人は仲がいいんですねぇ・・・」
明るく、気さくな二人の女性に引っ張り込まれ、幸治の口も軽くなるのでした。
「そうね、私達は仲良し同士の29歳。私は里香、こちらが美由紀、美由紀は美人でしょう・・でもダメョ、美由紀にはラブラブの彼氏が居るから好きになってもダメョ・・・あなたのお名前を聞かせてよ・・・」
肩までの髪をした色っぽい女があっけらかんとして言いました。姓ではなく名前で自己紹介したことに幸治は少々驚きましたが、一気に近しい存在の女性達になったのでした。

「僕は大杉幸治です・・よろしく・・・」
「お年は?私達は年齢まで白状しましたよ・・・」
「30歳です・・・」
「あ、一年先輩なんだ・・・それじゃ今日は幸治さんと呼ばせて貰いますね、私達の事も里香、美由紀と呼んでよね・・・その方がより親しく感じるもん・・・美由紀はイヤかしら、彼氏以外の男性から名前で呼ばれるのは・・・」
里香が色っぽい流し目で美由紀を探るように言いました。
「別に良いわよ・・・ここだけなら・・・」
美由紀がしぶしぶながら了承しました。

「里香さんはボーフレンドは居ないんですか?これだけの美人ですからボーイフレンドの一人や二人居ても不思議じゃないですよね・・・」
幸治は里香の言葉から、ボーイフレンドが居ないと想像できていましたが、確認を兼ねて聞きました。

「里香はね、振っちゃったのよ、数ヶ月前に・・・同棲までしていた彼氏を振っちゃったの・・・」
美由紀がはばかることなく平然と言いました。美由紀の言葉から彼氏と別れた傷が里香からもう完全に癒えているのだと幸治は思いました。

「そう、もう5ヶ月になるわ、別れてから・・・もうすっきりしてるわ・・・」
里香は別れた理由が彼氏の浮気だったこともあっけらかんと口にしたのでした。

ビールと料理を追加し、他愛の無い会話で盛り上がっていた時、美由紀のスマートフォンに電話が入りました。

「里香、悪い・・呼ばれちゃったのよ・・・」
電話を終えた美由紀が里香に詫びるように言いました。
「彼氏?」
里香が自信を持った言い方で美由紀に正しました。
「うん」
美由紀が申し訳無さそうに里香に詫びました。
「いいよ、行きなさいよ・・私はもう少し幸治さんと楽しむから・・・早く行きな、待ってるんでしょう」
「悪いわね、ご免ね里香・・・」
美由紀が5千円を里香に手渡し、そそくさと店を出て行きました。

「いいわね美由紀は、ラブラブだもん。今夜はたっぷり彼氏に抱いて貰うんだわ、美由紀は・・・」
里香が声を抑えながら、少し妬ましそうに言いました。が美由紀を恨んでいるとか、憎んでいるような様子は全く見えませんでした。

「里香さんは今夜は大丈夫ですか?」
最後の料理のお茶漬けを食べ終わった幸治が里香に聞きました。
「私には美由紀みたいに彼氏が居ないから、虚しいマンションが待ってるだけ・・・」
「じゃぁ、僕のホテルのバーで少し飲みましょうか?すぐそこですから・・・」
幸治が思い切って里香を誘ってみました。
「そうね、もう少し飲みましょうか・・・」
里香が即座に同意してくれた事に幸治は小躍りしたくなるほど嬉しい気分になりました。

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